「スマホ偏重」から脱却、村田はやや低調
電子部品5社の2017年4―12月期連結決算が出そろい、3社が増収、営業増益となった。
・なぜ新型iPhoneの売上が低迷しているか
・iPhoneが及ぼすメーカーへの影響、他の電子部品各メーカーはなぜ好調か
・京セラ
・TDK
・村田製作所
・まとめ今後、どの様に重点を置くのか
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・iPhoneⅩ 売上低迷の原因
一言で言えば価格が高すぎる、日本円で12万円台だ
勿論その価格に裏打ちされたスペックもある。顔認証、有機ELも使用されている。
ただ消費者がどこまで望んでいるだろうか。
通話、ゲーム、SNS、スケジュール管理等、まだま基本的な使用が主だろう。
これ以上の事はタブレットを持ち歩きスマホでは済ませないだろう。
販売周期も早い、次々新作出てる感を受けるのは私だけでは無いはずだ。
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・iPhoneが及ぼすメーカーへの影響
当たり前だが、いろんな部品を組み合わせて製品が出来る。
製品の売れ行きが低迷するという事はその部品を供給していいるメーカーも自ずと売れ行きが停滞する。
特にiPhoneの様な爆発的に売れてきたモンスター的な特定の電化製品は部品メーカーの影響も
大きい。
しかし、今後新型のiPhoneが発売されても今までの様な売れ方は厳しいだろうとのしっかりした予測にしっかり対策をしていた為、日本のメーカーは”景気低迷”と言う憂き目に合わなかった、との内容が今回にニュースだ!
メーカー別に解説しよう。
・京セラ
半導体業界全体の好調さの恩恵を受ける。半導体製造装置向けセラミックス部品が好調
今後も産業機器や車載向けの旺盛な需要に期待する。
・TDK
スマホ向けを中心にリチウムイオン二次電池の売上が好調。
ただリチウムなど原材料の高騰があり今後大幅な増益の可能性は少ない。
・村田製作所
スマホ向け樹脂多層基板「メトロサーク」の生産遅れの影響が続き、利益面で苦戦した。同基板の歩留まりは改善したが、まだ収益性の悪さが残る。
しかし、コンデンサーが車載向けで非常に強い、19年3月以降は増益見込み。
・アルプス電機
スマホ向けカメラ用アクチュエーターやゲーム機向け触覚デバイス製品が伸びた。
しかし、iPhone同様に海外主要メーカーの主要モデルに停滞感が出てきているので
今後の需要増は見込めず
・日本電産
電気自動車(EV)向けトラクションモーターやロボット向け減速機の需要拡大を見込む
設備投資も行う。
重点市場として車載、ロボット、省エネ家電、飛行ロボット(ドローン)の市場を今後狙う見込み
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・まとめ
企業としてiPhoneの売行低迷は予測済。
当たり前だがスマホ市場だけではない、それぞれの得意分野で増益を目指している。
正直この記事のタイトルは電子部品メーカーがスマホ部品に偏りをある様な印象を受けるが
実際はそうではない。
現在は日本電産が狙うようにロボットやドローン、AI機能製品等
”これから”と呼ばれる分野が目白押し、本当の技術力競争はこれから、いや少し前からだ。
私たちの目にわかる形で日本のメーカーは世界をリードして頂きたい!!